夏の夜は、一年の中でも星がたくさん見える季節。

デネブ、アルタイル、ベガがつくる夏の大三角や天の川、さそり座のアンタレスなど見どころがいっぱいです。

これから始まる夏休み。夏休みは、家族で少し夜更かしして星空観察をしてみませんか?

今回は星空のお話とおうちで作れる望遠鏡キットの使い方を紹介するよ!

なんで星は光って見えるの?

夜空には、たくさんの星が光っています。

でも実は、自分で光っている星と、光を反射して光っている星があるんです。

たとえば、夜空で見える「おりひめ星(ベガ)」や「ひこ星(アルタイル)」は、恒星(こうせい)といって、星が自分で光を出しています。太陽も恒星の仲間です。

では、月はどうでしょう?

月は光っているように見えますが、自分では光っていません。 太陽の光を鏡のように反射して、明るく見えているのです。

実は、金星・火星などの惑星(わくせい)も月と同じ。自分で光っているのではなく、太陽の光を受けて光って見えています。

そのため、恒星はいつも形が変わらず、月や金星など地球の近くにある惑星は見る日や時間によって見かけの形が変わるんです。

夏の星座を見つけてみよう!

夏の夜空で最初に探したいのが、夏の大三角です。

3つの明るい星を結ぶと、大きな三角形ができます。

ベガは、夏の夜に高い空で青白く光る、とても明るい星です。

ベガは、織姫(おりひめ星)としても有名で、こと座をつくる星のひとつです。

ベガから少し右下を見ると、もう一つ明るい星があります。

それがアルタイルです。七夕では彦星(ひこ星)ですね。

アルタイルは、わし座をつくる星のひとつです。

ベガとは反対側にある白く明るい星。

これがデネブです。デネブははくちょう座の星としても有名です。

この3つの星を結ぶと夏の大三角ができます。

今の時期なら夜9〜10時頃に南東〜南の空を見上げると探しやすいですよ。名古屋周辺なら街明かりの少ない場所だとかなりはっきり見ることができます。

月のクレーターを観察してみよう!

夜空にかがやく月をよく見ると、表面にたくさんの丸いくぼみがあります。これがクレーターです。

クレーターは、宇宙を飛んでいる石や岩のかたまり「いんせき」が、ものすごいスピードで月にぶつかったときにできました。

たとえば、やわらかい砂場にボールを落とすと、丸いへこみができますよね。月のクレーターも、それとよく似ています。

今回はおうちでも簡単に作れる望遠鏡キット「スピカ」を使って望遠鏡の簡単な使い方を紹介するよ!

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どうして月にはクレーターがたくさんあるの?

地球にも毎日たくさんの小さないんせきが飛んできています。でも、地球には空気(大気)があるので、多くはいんせきが燃えてしまいます。

さらに、地球では雨や風、川の流れなどで地面の形が少しずつ変わります。ところが月には、
・空気がほとんどない
・雨や風がない
・川や海もない 
ので、一度できたクレーターがとても長い間そのまま残るのです。

クレーターの大きさはさまざまです。
・小さいもの → 数メートルくらい
・大きいもの → 100キロメートル以上!

大きなクレーターの中には、東京から名古屋くらいの距離よりも大きなものもあります。

月でくらす日がやってくる!?

約50年前、アメリカ航空宇宙局(NASA)は人類を初めて月に降り立たせました。そして今、世界では「月へ行くだけではなく、月で長く活動する」ことを目標にした新しい計画が進んでいます。

その計画がアルテミス計画です。世界中の国や会社が力を合わせて、将来は月に研究基地をつくることを目指しています。

そのために活躍するのが、新しい有人宇宙船オリオンです。オリオンは今年、テスト飛行で月のまわりを飛び、地球からは見ることができない月の裏側までまわって、無事に地球に帰ってきました。この成功で、人が月へ向かうための大切な一歩をふみ出すことができました。

月で活躍する乗り物の開発も進んでいます。TOYOTA宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発しているルナクルーザーは、月のでこぼこ道を走るための特別な車です。宇宙飛行士が車内で生活しながら、広い月面を調査できるように考えられています。

今はまだ夢のような話に聞こえるかもしれません。でも、みなさんが大人になるころには、月で研究をしたり、仕事をしたりする人がいる未来がやってくるかもしれませんね。

天体望遠鏡を持って星空観察にでかけよう!

愛知県にも天体観測ができるスポットがたくさんあります。

今回は2箇所を紹介します。

※天体観測はかならずご家族でおこなってください。
※望遠鏡の使い方は取扱説明書と注意事項を確認の上、使用してください。

面ノ木園地

愛知県内ではトップクラスの暗さ

標高が高く空気が澄んでいる

駐車場からすぐ観測できる

南側の空が比較的開けていて、天の川や星雲・星団観測にも向く

県内のアマチュア天文ファンでは定番スポットのひとつです。特に新月前後はかなりの星数が見えます。

つぐ高原グリーンパーク

標高約900m

周囲の街明かりが少ない

キャンプと組み合わせやすい

宿泊やキャンプをしながらのんびり観測するスタイルに向いています。奥三河は愛知県の「星空の聖地」として知られています。