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日々成長する子どもたち。その記録を写真に収めたい!

カメラのこともあんまりわからないし、そのために高いカメラを買うのもなぁ。

せっかくならSNS映えする写真も撮ってみたいなぁ。

そんな時に心強いのが、実はスマホのカメラなんです!

今回の熱中!!クラブキッズでは、スマホカメラで撮る家族写真をレベルアップする写真の撮り方を紹介します!

合同会社 オーダマッチランド

代表カメラマン 児玉 卓也

 

2015年に合同会社オーダマッチランドを設立。

幼稚園や保育園、結婚式など各種イベントを中心に年間200現場以上の撮影を行うプロカメラマン。

撮影の他にも映像制作や企業の広告デザイン、アパレル、ショッピングモールでのパパ向け撮影講座など多岐にわたり活躍をしている。

一児の父で、子煩悩。

プロカメラマンとしてもプライベートカメラマンとしても精力的に活動をしている。

まずはじめに、いい写真を撮るための基本の構図を覚えていきましょう。

今回は3分割構図、日の丸構図、4分割構図の3つを紹介します。

構図を綺麗に撮るために、スマホの撮影画面にグリッド線を表示させましょう。

グリッド線は水平、垂直、並行をわかりやすくする補助線のことです。

お子さま(被写体)をどの位置に配置すると上手く構図に収まるか一目瞭然なので、慣れるまではあると便利な機能です。

今回は主にiPhoneユーザー向けの設定になりますが、構図はどのスマホカメラでも一緒です。

この構図を覚えておけば写真の質が大きく変わる万能な構図です。

画面を縦横にそれぞれ3分割して、その線が交わる4つの点のどこかに撮りたい被写体をもっていきましょう。

3分割構図は収まりのより安定感がある写真を撮影できる構図です。

また、この構図は左右どちらかに余白ができるため、景色も見せたい!我が子も見せたい!というシチュエーションにとっておきです。

 

縦写真の場合は、交わる4点のうち下の2つに被写体を持ってくるとダイナミックな写真になります。

続いては、日の丸構図で撮影してみましょう。

日の丸構図とは、被写体を真ん中に配置する構図のことです。

まるで日本の国旗のように見えるため、こう呼ばれています。

最も基本的な構図なのですが、逆にインパクトも出せるので、被写体によってはすごく印象的な写真になります。

インパクトを出すために、わざと余白を作るように撮るのがおすすめです。

 

見るべき被写体がはっきりしているので、ストーリーを感じる写真にしたい時におすすめです。

今回の講座で最後に紹介する構図は、4分割構図です。

3分割構図と基本は同じです。画面を縦横に4分割し、16分割された9つの交点のどこかに被写体を持ってくるという撮影方法です。

3分割構図に比べ、被写体を外側に配置するため空間が生まれやすいのが特徴です。

旅先などの景色をしっかり見せたい時に使うと効果的な構図です。

 

もちろん構図はこれだけではないので、さらにレベルアップしたい方は色々な撮り方を研究してみましょう!

ローアングル撮影は、スマホに搭載されている広角カメラならではの躍動感ある写真に仕上がります。

広角カメラならではの写真のため、ズームを使用した撮影には不向きです。

 

ローアングルは、カメラを水平より少し上に向けて撮影することで、普段見えない子どもの目線で撮影することができます。

このローアングル撮影は、お子さまを撮る時の基本と言ってもいいくらい使える撮影方法です。

スマホのカメラが下に来るように逆さにして撮影するのも効果的です。

ここまではお子さまを被写体として解説をしてきましたが、構図を上手く使えば料理や風景などどんな撮影にも応用が利きます。

他の被写体を撮る時にポイントなのが、「何をその写真の主役にするか」です。

それさえ決まればどの構図でどのアングルで撮影するかが決まります。

夜景などの暗がりの撮影は、撮影したい被写体を画面上でタップしてみてください。露光(明るさ)を自動調整してくれます。

また、iphoneにはフィルターモードを変えて撮影する機能もあります。ビビッドのフィルターを使うと夜景も綺麗に撮影することができますよ。

最後に、子どもを撮影する上でとても大切で、基本中の基本は「子ども目線」になることです。

いくら構図を気にしても、どの目線で撮るかで写真の質は大きく変わります。

そして、子どもの素敵な笑顔を引き出すためにも、まずおうちの方が「自分自身が一番楽しむ」そして「家族と一緒に楽しむ」という気持ちを忘れずいて欲しいです。


お子さまとのかけがえのない時間を撮影のためだけに過ごすのではなく、お子さま、家族と楽しく向き合いながら「カメラという道具」で思い出を切り撮り、宝物のような日々を過ごしてくださいね。