第7回 みんなのハッピーカーコンクール表彰式

2023年3月5日(日) 名古屋東急ホテル 4階 雅の間

3月5日(日)、名古屋東急ホテルにて「第7回 みんなのハッピーカーコンクール」の表彰式が開催されました。昨年はコロナ禍ということもありオンラインでの表彰式となってしまいましたが、今回は受賞者を会場に招いて開催することができました。子どもたちの夢と笑顔にあふれた表彰式の様子をレポートします。

このコンクールは、子どもたちの豊かな夢を育む環境を、地域で広げていくことを目指す教育支援事業の一環として開催されました。自然環境の変化や災害、さまざまな社会情勢が目まぐるしく変わる昨今、自分や家族、動物、仲間など、同じ地球で生きる生命が明るい未来を迎えるためのアイデアを、想像力を発揮して描いてもらいました。
主催は、「キミも、私と同じ、ひとつの命」という想いのもと、人と動物が笑顔で共生できる社会を目指して活動する動物愛護啓発団体「NPO法人KIMIMO」。協賛は、私たち「ネッツトヨタ中部株式会社」。作品の回収や展示など、地域の子どもたちと地域住民との架け橋となる役割を担いました。そして、審査委員長を務めたのは、自らモデルとなり絵を描く過程の動画を発信する異色アーティスト・小野裕人さん。芸術活動以外にも動物愛護活動など、さまざまな分野で活躍されています。

今回のテーマは『家族が笑顔になるクルマ』です。愛知県を中心とした小学校や児童館などから、2,012点もの素敵な作品が集まりました。その作品の中から、金賞6名、銀賞12名、銅賞12名、努力賞120名を選出。さらに金賞の中から特に優れた1作品に審査員特別賞が贈られました。金賞・銀賞・銅賞の表彰状と記念品は、ネッツトヨタ中部の代表取締役・小島武彦、常務取締役・佐々木崇、取締役・後藤泰宏から、審査員特別賞は小野裕人さんから授与されました。

また、受賞者の発表前には、SDGsについて小学館様のWEBマガジン「HugKum(はぐくむ)」に掲載されている内容を、ご紹介させていただきながら「SDGs」についてのお話も。温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる「カーボンニュートラル」や、水素を燃料として走るエコカー「ミライ」をはじめとするさまざまな電動車を紹介。さらに、静岡県に建設中の実証実験の街「Woven City(ウーブン・シティ)」についても触れられました。より良い未来を創造する取り組みに、来場者は熱心に耳を傾けていました。

「第7回 みんなのハッピーカーコンクール」受賞者の喜びの声と、審査員の総評、主催・協賛者のコンクールに対する想いをお届けします。

審査員特別賞
5・6年生部門 金賞 『森と動物 地球の車』

自然や地球をイメージしました。拾ったゴミを肥料に変えて、まわりの植物に栄養を与え、新たな芽が生まれてくるというSDGsを意識した作品です。木の枝に緑色を塗って苔を表現するなど、細かい部分にもこだわりました。賞がもらえてうれしかったです!

審査委員長・小野裕人さんの選定のポイント

森・自然と一体になった木でできた「地球の車」。常識にとらわれない自由な発想に脱帽です。また、細い線で描かれた人や動物などの書き込みの緻密さから、絵を描くのが本当に大好きなんだなって伝わってきました。

親御さんの声

保育園の頃から絵を描くのがずっと好きだったので、小学生最後の良い思い出になったと思います。発想力があって自由にイメージしながらいろいろできる子なので、好きなことをもっと伸ばせるように続けてほしいです。

受賞者の声(一部抜粋)

1・2年生部門 金賞
『ヘラクレスオオカブトにのりたい』

絵はそんなに得意じゃないけど、大好きなカブトムシのクルマを頑張って描きました。

1・2年生部門 金賞
『きせつをのせてハッピーカー』

雪だるまや桜の木をクルマに乗せました。いつもは絵本を読むのが大好きです。

1・2年生部門 銀賞
『すすむよ ばねカー たのしいよ』

家でよく遊んでいるバランスボールから思いつきました。バネでピョンピョン弾んでいるのは、いろんな動物とお父さん・お母さんです。

1・2年生部門 銅賞
『フグのくるまでcamping』

すごく魚が好きなので、ハコフグをクルマにしました。

3・4年生部門 金賞
『いのちのある車』

絵を描くのが大好き!用紙が配られたときからワクワクしていました。

3・4年生部門 金賞
『小さくなって、ムシパラダイスへGO!』

金賞がもらえてうれしかったです。絵を描くのはけっこう大変だったけど、また参加したいです。

3・4年生部門 銀賞
『お花のかおりのする電気自動車』

お花の香りがする自動車を考えました。普段からニコニコした顔の絵が好きなので、テーマにぴったりだったかも。

 

5・6年生部門 銀賞
『空飛ぶ!家族で楽しいにっこりカー!』

学校でSDGsについて勉強したので、太陽光パネルを付けた環境に良い空飛ぶクルマにしてみました。

5・6年生部門 銅賞
『土星にドライブ』

クルマで気軽に宇宙に行けたらいいなと思いました。家族でよくドライブにも行くので。

審査委員長・小野裕人さんのから一言

どの作品も素晴らしく、各賞を選ぶのが本当に難しかったです。審査にあたっては、「楽しんで描いてくれているか」を大切にしました。私自身、幼い時にファミリーレストランのコンクールで店長賞をもらったことがあり、その時に喜んでくれた家族の姿を見て、「絵を描いたらみんな喜んでくれるんだ」と気づき、そこから絵を描く人生が始まりました。その後多くの賞をいただきましたが、それは母がいろいろなところに作品を出してくれたおかげ。だから、受賞者の皆さんもお父さんやお母さんに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてください。また、親御さんは機会があればどんどん応募して、子どもたちの可能性を広げてあげてほしいです。

主催「NPO法人KIMIMO」理事長・印東梓さんから一言

今年度のテーマは『家族が笑顔になるクルマ』。動物や自然が描かれたものが多く、作品には「人も動物も一緒」「みんな家族」といった、優しさにあふれるコメントがたくさん添えられていました。絵を見ていると、命は尊く大切なものであり、思いやりの心が笑顔を広げていくんだなと改めて気づかされました。それと同時に私たち大人は、子どもが健全な姿で過ごしていける社会を守っていかなくてはならないと強く感じました。今回は表彰式を通して、子どもたちの喜ぶ姿を見ることができ、とてもうれしく思っています。

協賛「ネッツトヨタ中部株式会社」代表取締役・小島武彦から一言

今回は2,000を超える応募をいただきました。SDGsとは簡単に言い換えるなら、地球に住む全ての生き物が安心安全に過ごすことができる環境をつくっていこうという取り組み。ネッツトヨタ中部であれば、地域貢献活動や二酸化炭素を排出しない車を販売することが、SDGs推進につながっています。応募作品には「家族にとって良いクルマ」「全ての生き物にとって優しいクルマ」のアイデアがいっぱいで、この仕事に携わる私たちにとってとても参考になりました。想像力を発揮して絵を描く素晴らしい才能を、これからも伸ばしていってください。

今回のコンクールには、学校だけでは収まらない子どもたちの自由で柔軟な発想による、独創的なアイデアが光る、未来の車のアイデアがたくさん集まりました。これからも地域の皆さんと一緒になって、子どもたちが健やかに成長し、豊かな夢を育むことができる環境づくりを続けていきます。

ネッツトヨタ中部の各店舗では、2023年3月5日(日)~31日(金)の期間中、受賞者の作品だけでなく応募いただいた作品がまとめられたパネルを展示します。ぜひ店頭でご覧ください。
※店舗ごとに展示されているパネルが異なります。応募いただいた作品は、応募された店舗もしくは応募エリアに近い店舗で展示されています。

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