近年大きな問題となっている「食品ロス」。なぜ問題視されているのか、そして、わたしたちの日々の生活の中でできることをご紹介します。また、食品ロス対策のお得な新サービス情報まで盛りだくさん!
「食品ロス」とは、まだ食べられるのにも関わらず廃棄される食品のこと。その量は年間570万t(令和元年度推計値)。日本人1人当たりの食品ロス量は、年間でおよそ45kgになると言われており、1人当たり毎日お茶碗約1杯分の量を捨てていることになります。
また食品ロスには、食品メーカーや小売店での規格外品、返品、売れ残り等、そして飲食店での食べ残しなどの【事業系食品ロス】と、家庭での作りすぎによる食べ残しや食べられるところまで切って捨ててしまう過剰除去(例/野菜の皮やヘタを厚く切りすぎる、お肉の脂を必要以上に取り除く)などの【家庭系食品ロス】の2つに分けることができます。
年間570万tのうち、【事業系】は309万t、【家庭系】は261万tとなっています。
さらに「食品ロス」は、焼却処理する際に温室効果ガスを排出しているため、地球温暖化の要因や、先進国と開発途上国間の食料不均衡の観点から、飢餓問題を悪化させる要因とも言われています。
【家庭でできること】
①買い物前に冷蔵庫の中の食材をチェックし必要な分だけを買う。
②賞味期限と消費期限を正しく理解し、“てまえどり”を意識。
③野菜の皮やヘタ、肉の脂身などを必要以上に切り取りすぎる「過剰除去」を控える。
など。
【外食でできること】
①食べ切れる分だけ注文。
②食べきれなかった場合は持ち帰りをお店と相談。
③宴会時は「3010運動(さんまるいちまる運動)*」。
*最初の30分と最後の10分は自席で食事をし、食べ残しを減らす運動のこと
「食品ロス」を難しく考えてしまうかもしれませんが、日々の生活の中で簡単に意識できることもたくさん。
その行動の積み重ねが大きな削減につながります。
名古屋駅等に突如登場した無人販売機「fuubo」。賞味期限が迫っていたり、季節限定のパッケージ、箱に傷があったりなどの理由から、やむなく廃棄されてしまうかもしれない商品を、定価の3割〜9割引きで販売しています。さまざまな流通経路から集まった商品があり、お馴染みの食品もたくさん。
購入したのは、クリスマスデザインのキャラメルコーン。見てみると、賞味期限は約1ヶ月後。まだまだ美味しくいただけるのに、通常価格より40円引きで購入できました。ほかには、カップラーメンやビタミンドリンク、缶コーヒーなど種類も豊富。面倒な手順もないので、これは便利。今日は何があるかな?と、定期的にサイトを見たくなるようなお得なサービスでした。
現在、愛知県内に7箇所設置されています。
見かけたさいはぜひ利用してみてください。
タカシマヤゲートタワーモール7階
※北エレベータ降りてすぐ、ボーネルンドあそびのせかい(キドキド)近くのエレベータホールに設置してあります。
住所:愛知県名古屋市中区丸の内3丁目6-21
名古屋鍛冶町ビルヂング