暦の上では夏も終盤を迎え、「芸術の秋」が近づいてきました。そこで気になるのが、SNSなどで話題となっている“たらしこみアート(フルイドアート)”。ネッツトヨタ中部の3人が、名古屋のワークショップでオリジナルフィギュア作りを体験してきました。
液体状にしたアクリル絵の具の流動性を利用して、さまざま模様や色の流れを作り出す新感覚のアート。好きな色の絵の具をコップに混ぜてたらすだけなので、アート経験のない初心者さんや不器用な方、お子様も、最後まで楽しく制作することができるとで注目を集めています。
たらす量や角度によって絵の具がどう動くが予想できないため、一つとして同じ模様はできません。最後までどんな作品ができるのか想像がつかないのも、楽しみの一つです。
2023年7月にオープンしたばかりの「ラクガキ Art Project-nagoya-」は、一般的なキャンバスではなく、フィギュアでフルイドアート体験ができる珍しいワークショップ。店長のTOMさんがサポートしてくれるので、初めての方も安心です。
鈴木「SNSで何度か見て知っていて、すごく可愛いなぁと思っていました」
澤田「私も知っていました。好きな色を何色か組み合わせられるのが楽しそうですよね」
中根「私はどのようにフィギュアに色をつけていくのか気になっていたので、体験できるのを楽しみにしていました」
選べるフィギュアのサイズは基本的に約25cmと約35cmのものがあり、立ち姿のベアやウサギ、お座りベア、トレイを持っているタイプなど、デザインも様々です。さらに追加で、5種のデザインからセレクトできるキーホルダーの制作も可能。その種類の多さは、3人が思わず迷ってしまうほどです。
澤田「トレイを持っているベアに決めました。素敵なフィギュアを作りたいです!」
中根「私はこのウサギのフィギュアを、キラキラで可愛い作品に仕上げたいと思います!」
鈴木「私はせっかく体験するので、大きいサイズにしました(笑)色選びにかかっていると思うので、次の工程も真剣に頑張りたいと思います」
約20色あるアクリル絵の具から色を選んでいきます。何色使っても良いですが、色が多すぎると混ざって濁った色になってしまうことも…。3〜4色を選んで使う人が多いようです。もちろん、単色でもOK!
作品のイメージが固まったら、コップに選んだ色の絵の具を流し込んでいくのですが…、たらす時の色が流れ込む順番を考えながら、どの色からコップに入れていくのか?など、配色を考えるのが想像以上に難しい! みんなTOMさんに相談しながら、慎重に進めていきます。
鈴木「大好きな沖縄をイメージしたエメラルドグリーンを意識して色を選びました。たらし込んだ時にどのように色が出るのか想像できないので、ワクワクしました!」
中根「私は森林をイメージして、緑をベースにしました。コップに絵の具を入れる時の配色を考えるのが難しいですね」
選んだ色の絵の具をすべてコップに流し込んだら、ついにたらし込みの工程へ! フィギュアの耳の部分を持ち、まずはムラになりやすい首の下や脇の下、足の股の部分などから始め、次に頭や胴体などにたらしていきます。たらし込む絵の具の量やスピードによって模様が変わっていくのが面白い!
コップ1杯分の絵の具だと足りないため、フィギュアの大きさに合わせて2〜3杯分使っていきます。「1杯目でイメージ通りの配色にできなくても、2〜3杯目で調整していくこともできるので安心してください」とTOMさん。
澤田「ゆっくりかけることで模様がしっかり出てくるので、スピードを意識しながらたらすのが難しかったです。途中で色が混ざり合うことで、想像と違ったデザインになったりします」
鈴木「完成をイメージしながらたらし込んでいくのが楽しかったです。豪快にいった方が、うまくいく気がします!」
フィギュア全体に色がまんべんなくいき渡ったら、仕上げへ。ゴールドとシルバーの2種類から選べるラメを使ったり、筆で色を足したり…自由に仕上げていきます。
追加でキーホルダーも制作した3人ですが、もうお手のもの。みんなフィギュアとは異なる配色を選んで楽しんでいました。
中根「ラメを付けるときに息で吹きかけたり、仕上げの模様を付けるときに筆を振って絵の具を飛ばしたりする技をTOMさんに教えてもらいました。実際にやってみると、とても楽しかったです」
みんな楽しみながら、ときには真剣な表情で、約1時間の体験が終了。ついに、自分だけのフィギュアが完成しました!! 「ラクガキ Art Project-nagoya-」さんでマット仕上げorツヤ出しをして乾かしてから、後日自宅へ配送してくれます。今回は、3人ともツヤ出しを選択。家のどこに置こうか考えるのも、届くまでの楽しみですね。
澤田「実際にやってみると、SNSの動画などで見ていた印象よりも難しかったです。でも自分の好きな色を使って、好きなように制作することができて、完成品に満足しています」
鈴木「とっても可愛くできました! イメージしていた沖縄の雰囲気が、少しでも表現できているのではないかと思います。思っていたより時間がかかってしまったけど、とても良い思い出になりました」
中根「ウサギの顔を横に向けて、そっぽを向いている感じにしたのがポイントです。可愛く、きれいな色が入ったので満足しています。次は大きいウサギのフィギュアに挑戦してみたいです!」
住所:名古屋市中区栄2-2-1 名古屋広小路伏見中駒ビル3A号室
電話番号:080-6266-3143 (受付時間 9:00〜20:00)
営業時間:12:00〜19:00