「学生のSDGs活動にフォーカス!」

小学生の授業でも取り入れられているSDGs。皆さんは日頃どんなことを意識されていますか?ネッツトヨタ中部でも様々な形でSDGs活動の取り組みを行なっておりますが、今回は、様々な環境系の活動に取り組む大学生にインタビューしてきました!

今回取材したのはこの人!

小坂井 美星 さん

南山大学 国際教養学部 4年生

大学入学前から環境問題に漠然と興味があり、学生でありながら様々な活動に従事。

それらの経験から、農業に興味を絞り、卒業論文は有機農家の販路拡大について調査されたとのこと。

そんな小坂井さんが取り組まれた活動について取材しました!

どんな活動をしていたの?

Green Innovator Academyという大学生、大学院生向けプログラムに大学3年生の夏から半年間参加しました。

そこでは、経済と環境の両立を目指す人として必要な考え方やスキルなどを、あらゆる業界の先駆者の方々の話を聞いて、自らも考えることによって身につける事ができました。

ここで出会った仲間と一緒に、

三重県で自主的なフィールドワークを行い、訪問先の1つであるトマト農家さんの元へ行ったことが、農業に本格的に興味を持つきっかけになりました。

その後、4年生の6月にゼロ・ウェイスト・ジャパンでインターンを始め、夏と秋に島根県雲南市で活動しました。コンポストの普及と設置活動や、ごみの削減に関連する啓発活動に取り組みました。

※コンポスト:家庭から出る野菜クズなどの生ごみや葉などの有機物を、微生物の働きにより、発酵、分解させて、堆肥を作ること。

なぜ環境問題に?

高校生の時に友人に背中を押してもらって、環境問題を啓発する有志団体に入ったのが始まりです。

ごみ問題や、地球温暖化の問題などに触れ、地球が窮地にいること、海洋プラスチックごみなど、人間が出したごみによって苦しんでいる動物がたくさんいることなど、多くの環境問題をそこで知り、何か自分にできることがないかをずっと考えていました。とにかくなんとかしたい!そんな気持ちでいっぱいでした。

島根県での活動でつらかったことは?

立場も年齢も違う様々な人々とのコミュニケーションが大変でした!

その人に合わせたコミュニケーションを取り、活動の説明をし、理解を得るというのが、私にとってとても大変で、苦労しました。

また、雲南市は都市部と山間部が混在する土地で、場所も違えば人もかなり違い、それぞれの地域に合わせたごみを減らす方法などを提案する必要があり、臨機応変な対応が求められる活動でした。1つの市で行っていた活動でしたが、思い返せば、かなり複数の地域で活動したかのような気持ちになります。それぐらい、地域性に悩まされていたと思います。

やりがいを感じたところは?

活動を通して地域の人たちの意識を変えられたと感じたことです。

私たちは短い期間だったので、生ごみに特化した活動になりました。ですが、実際にコンポストを利用してみた人から、「生ごみ以外のごみも減らそうという考えになった」というコメントを頂いたことがあります。これは、コンポストが人々に受け入れられて、生ごみ以外のごみももっと減らせるんじゃないか?と地域の人々が意識を持ってくださったからだろうと感じました。

自分達の活動が地域の意識を変えたと感じられた、本当に嬉しい経験でした。

ごみゼロゲームって?

ゼロ・ウェイスト・ジャパンの坂野晶氏が作った、身近に出るごみに意識を向けるためのボードゲームです。

環境問題を知っているけれど行動できていない人たちに、ごみ問題がとても身近で普段の生活の中でごみを減らすために取り組めることがたくさん有ることを知る事ができます。

そのままではごみになってしまうものを、「リサイクル」や「再び使う」などの方法によって「どうやって救うか」を考えていくゲームになります。人によって、考え方や見ている視点が全然違って、やればやるほど面白さを感じられますお子さんは然り、社内研修やワークショップなど、大人が取り組むものとしても、数多く利用されています。

進行役が1人いると、スムーズに行えたり、さらに学びが深くなります。ゼロ・ウェイスト・ジャパンでは、ファシリテーター※の派遣も行っていますので、ぜひご活用ください。

ゲームの進行役。ゲームの参加者に向けて、ゲームのルールや進め方を説明し、「もの」を救う方法などについて考え方のサポートを行う

実際にやってみよう!

ネッツトヨタ中部の社員が実際に体験!

老平:想像していたよりも楽しく取り組めました。ものカードの身近さが、家で何かできるんじゃないか?と考えさせてくれました。今度家でいろいろ探してみようと思います。

鈴木:ゲームでやると高得点が欲しくて、どうやったら救えるかを頑張って考える機会になるなと感じました。これは大人こそやるべきゲームかもしれません!

小坂井:それぞれの視点の違いを楽しめました。老平さんは「もの」の定義や捨てられる前後を考えて、プレゼンのようだなと感じました。鈴木さんは難しいカードでしたが、ユーモアを交えて、なんとか「もの」を救いたい!という強い気持ちの伺える発表でしたね。人によって違うという印象が強く感じられるゲームでした。私史上、最も盛り上がりました!

teeNsにメッセージ

今、少しでも興味があるものがあるなら、一直線に取り組んでください!私も漠然とした興味の状態で、とりあえず環境の世界に入ったら、やっぱり強く惹かれて、その中でも農業に関心があるんだなと知ることができました。調べてみる、周りに話してみる、その先に強く惹かれる何かがあるかもしれません。まず行動する、それがきっと何かのきっかけになります。

中でも、もし、環境問題に興味があり、知識を深めたい、一緒に考え行動する仲間が欲しいと考えている人は、ぜひGreen Innovator Academyを尋ねてみてください。環境問題や社会課題に意識・関心を持つ皆さんをお待ちしてます!

皆さんも身近なところから環境問題を考えてみましょう!

ネッツトヨタ中部のSDGs活動

今回の取材で出ましたゴミの削減やアップサイクル。ネッツトヨタ中部も様々なSDGs活動に取り組んでいます。清掃活動や地球温暖化対策に向けた活動を続けて、ゴミと呼ばれるものが限りなくゼロに近い社会になったら良いですね。今後も社会のためになるSDGs活動を継続的に実施していく予定です!